201*/08

行方を失った負の感情がある。小学校の途中から住まされた地方都市には殺したいほど憎かった奴らが山のように居たはずなのに、いつの間にか忘れてしまった。私が20になるころ、同窓会でそれらのうちのひとつが渓流で流されたことを知った。死にやがって。特に何も起こらず人生を全うした**ちゃんの尊い命は感傷すら許さない。