徘徊

電話しているときに歩き回るのが癖だ。冬なら頬と鎖骨が金属と同じになるまで、夏なら脇と胸と肩甲骨が汗の輪で繋がれるまでの長電話のお供は散歩。同じ場所を痴呆の老人の如く徘徊すると通報されるから、とにかく遠くの非日常に向かって足が動かなくなるまで歩くといい。公園の遊具でパンダやライオンを揺らしてこき使うのも好き。

 

最近はここではないどこかに行きたくて、暇さえあれば世界の綺麗な景色とその近辺の教育機関を見ている。今日は廈門市を見ていた。廈門大学に入学して计算机科学の博士を取れば本物の漢になれるのかもしれない。南国の海は膣臭くないから私でも楽しくサーフィンを楽しめそうな気がする。南国に行ってスコールで流されたい。

 

とにかく日常をぶっ壊して世界の果てに行きたい。